「繊細さん」の本を読んでありのままの自分でいいと気づきました

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あなたは「繊細さん」の存在を知っていますか?

自分の事を繊細だと思ったことはありますか?

わたしはこの本に出逢うまでは自分が「繊細だ」と思ったことがなかったです。

ただメンタルが豆腐並みに弱いダメな人間だと思っていました。

でも「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本を読んでからは考えが変わってきました。わたしは「繊細さん」だったんです。

わたしがこの本を読むきっかけになったのは、「世界一受けたい授業」というTV番組に「繊細さん」の本の作者、武田友紀先生が出演しているのを観てからです。

武田先生は主に「繊細さん」とはどういった存在の人なのか?についてお話されていました。

「繊細さん」とは、HSP(とても敏感な人)と言われ、生まれ持って繊細な気質を持った人の事です。

武田先生はHSPの人を親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいます。繊細さを克服すべき課題と捉えるのではなく、いいものとしてとらえる。自分の気質を肯定し活かすことで、元気に生きていけると考えているからです。とおっしゃっています。(HP 繊細の森より引用)

わたしはこの番組を観た時、「これって娘の事だ!」と思いました。

武田先生がお話されていることが、まさに娘が悩んでる事にぴったり当てはまっていたからです。

わたしは自分と周囲の人とのギャップに悩んでいる娘を見て悩んでいました。

放送後わたしはすぐに武田先生の著書「繊細さん」の本を購入しました。

そして気づいたんです。娘だけではなく、なんとわたしも「繊細さん」だという事に(^^;

この本に興味があるならあなたも「繊細さん」かもしれません。

今日は「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本をレビューします。

いくら相手を思いやっても報われない

娘は、周りの人からは
明るくいつも笑顔で誰にでも優しく面倒見がよく、
ちょっと天然な女の子と思われています。
 
実際、本当によく周りを見ていてよく気がつくので
友だちからも先生からも頼りにされています。
合唱祭などの実行委員も立候補してみんなのために頑張っていました。
誰とでも仲良くできるそんな彼女の周りにはいつもお友達がいっぱいで人気者です。
ある先生は
「娘さんを嫌いな人はこの学校にひとりもいませんよ」
と言っていました。
実際彼女はどこに行ってもだれにでも愛されています。
でも彼女はいつまでも自分に自信がないと言っていました。
わたしにはなぜ自分に自信がないのか?不思議でたまりませんでした。
 
そしてもう一つ彼女はいつも誰かに振り回されていました。
優しくて頼りになるせいか、いつも誰かに相談されたり、トラブルに巻き込まれていました。
その度彼女はいつも他人の事を自分の事以上に真剣に悩んでいるのです。
そんな感じだから、娘はいつも忙しく自分のために時間を使うことができずにいました。
 
それなのに娘が思いやってるように相手が思いやってるわけでもなく、
思いのほか冷たい言葉を浴びてしまうこともしばしばありました。
成果はいつも助けた友達が得て、娘の努力は「Mちゃん(娘の事)だから当たり前」と言われてきました。いつも優しい娘は誰かを助けても当たり前に思われてしまうのです。
「あんなに頑張ったのにわかってくれない」とよく言ってました。
わたしは「あの子はいつも損してる」と思っていました。
 
いい例が高校受験では第一志望の高校は不合格だったことです。
娘に相談していた友だちはみんな合格して、娘だけ落ちたんです。
もちろん娘の努力が足りなかったものあると思います。
でも卒業式で友達のお母さんに
「受験直前、うちの子が志望校変えようか悩んでる時、色々相談に乗ってくれたんだよ!」
「うちの子はMちゃんのおかげで合格したんだよ!」
と涙ぐみながらお礼を言われた時、何とも言えない気持ちになりました。
友だちを思いやるのは、娘の優しさからくるものだと思っていました。
でもこれは繊細さんゆえだったんです。
繊細さんは心優しく困ってる人を見ると放っておけないそうです。
繊細さで友達の変化に気づいたから起こった事でもあったんだと本を読んで分かりました。
彼女が中学を卒業する時に担任の先生から送られた言葉は
「いつも誰かを大切にするM。これからは自分のために生きてください」でした。
 
高校生になってからも
すぐに友だちもたくさんできて楽しそうなのですが、
いつも人間関係のトラブル巻き込まれてストレスを抱えていました。
娘は今までどんなに仲の良い友だちといても
「どうしてこんなひどいことよく考えもせず簡単にできるのかな?」
「もう一人自分がいてくれたらわたしの気持ちをわかってくれるのに」
と言っていました。
 
わたしも
「どうしてこの子はいつもこうなんだろう?」
やっぱりわたしの育て方が悪かったのかな?と悩んでいました。
そんな時あのテレビ番組で「繊細さん」の存在を知りこの本に出逢いました。
この本に出逢えて親子共々本当に良かったと思っています。
自分が何者なのかがわかったからです。
この本では「繊細さん」がどういう人なのか?
どんなことに刺激を受けるのか?
何か刺激を受けた時の対処方法や心の持ちようも教えてくれます。
この本を読んで娘は最初「分かりすぎて苦しくなる」と言っていました。
あまりにも自分そのものだったから読むのがきつくなったと…。
と同時に自分が「繊細さん」だから。と思うことで気持ちが楽になったと言っています。
友だちが「繊細さん」じゃないからわからないんだとある意味あきらめることができるようになったからだそうです。
 
  • 人間関係にいつも悩んでいる。
  • 誰かといると気がつきすぎて疲れてしまう。
  • 色々な事が気になってしまう…など
 
娘のように思い当たる事ある方は一度ぜひ読んでもらいたいです。
あなたも「繊細さん」かもしれません(*^-^*)

ありのままの自分でいい

一方わたしはずっと自分はメンタルの弱い、ネガティブな人間だって思ってきました。
ある方に「もっと心臓に毛が生えるくらい強くならないとビジネスで成功できないよ」と言われたこともあります。
 
もっと強くならないといけない!
これくらいの事でいちいちへこんでいるから自分はいつまでもダメなままなんだ!
これくらいの事は気にしたほうが悪いんだ!
悪気があって言ってるんじゃない、弱いわたしのために言ってくれてるんだから。
みんなが普通なんだ、自分もそうならなくちゃいけないんだ。
強くなったら、みんなのようにドンドン進んでいけるのに…。
と傷ついた自分の気持ちは心の奥のほうに追いやって
強くなろう!気にしてはいけない。
自分は全然平気!傷ついてないから大丈夫!
と思うようにしてきました。
 
わたしは昔から何をやっても人より容量が悪くて時間がかかっていました。
遅いからスキマ時間も効率よく使わないといけない。
わたしには休んでる暇なんてないんだ。わたしは休んじゃいけないんだ。と思ってしまい、
無理してました。そして体調を崩してダウンすると罪悪感でいっぱいになるのを繰り返してました。
でもこの本を読んでわたしの思い込みが根本から間違ってる事に気づきました。
 
色々な事が気になるのも、
周りに機嫌の悪い人がいるだけで緊張するのも、
時々言葉が深く胸に突き刺さるのも、
わたしの弱くてダメな人間だからではなく、
わたしが「繊細さん」だから生まれつきのものだったんです。
そしてそれは決して悪いことばかりじゃないと分かったんです。
生まれ持ったものなら仕方ないって思うようになったら、娘と同じように気持ちが軽くなりました。
色々周りの事が気になるのは気遣いができるという事、
きつい言葉が胸に突き刺さるなら、厳しい言葉は控えて人に優しくできる。
無理に強くなろうとしなくてもポジティブにならなくてもいい、ありのままの自分でいいんだ。
仕事も一つずつをこなしていけばいいし、疲れたら休んでまた頑張ればいいんだ。
無理しないで休んだほうがパフォーマンスも上がる。わたしはわたしのままで大丈夫なんだ。
 
こんな当たり前の事がいつからわかなくなったんだろうって思いました。
あの追い立てられる気持ちはなんだったんだろうと。
わたしは「繊細さん」の本に大切なことを教わって救われた気持ちになりました。
わたしはもっとわたし自身を大切にしていいし、
もっとありのままの自分で生きていける事をしていけばいいんだと思うようになりました。

さいごに

自分が繊細さんだと知った娘は少しずつ変わってきたように感じます。
ちょうどこの本を読んだ頃新型コロナのために学校が休校していました。
アルバイト以外自宅にこもる娘はまるで傷ついて疲れた自分を癒しているようでした。
コロナは早く収束してほしいですが、娘にとっては大切な休養期間になったようです。
 
これからまた学校が始まり、新しい生活が始まります。
娘もわたしも色々な刺激に反応してしてしまうかもしれません。
でもこの本があれば以前とは違った心持ちでいられると思っています。
 
コロナが早く収束し、誰もが安心した生活が送られるようになりますように。
 
 
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